みなさん、こんにちは。私は強度のHSP(繊細さん)です。
人の感情に振り回されやすく、ちょっとした刺激でもくたくたに疲れてしまうタイプです。
また、今一緒に暮らしている彼もHSP。
ですが、彼は私とは少し違って、音楽や芸術に深く感銘を受けて涙を流し、動物と繊細に心を通わせるような愛情深いタイプです。
私は一緒に暮らす前は仕事が終わるとへとへとで、一人で休む時間がないと持たない状態でした。
なので、とてもじゃないけど同棲なんて無理、と思っていました。
ですが、今私は幸せな同棲生活を送っています。
その秘訣はいくつかあるのですが、それを3つに絞って紹介します。
一人の時間と場所を必ず確保すること
まずは一人になれる環境を整えておく

HSPは、一人の時間が何より大切。
どんなに仲のいい相手でも、ずっと一緒にいると疲れてしまいます。
なので、必ず一人の時間と場所が確保できるようにすることが重要です。
具体的には、部屋を分けるというのはとても重要な選択肢だと思います。
それが難しい場合でも、例えば一方はリビングのテーブルでゲーム、一方はこたつでテレビを見るなど二人でいながらもパーソナルスペースを確保して自分の時間を過ごすことができるとだいぶ違います。
環境を整えておくことはかなり重要で、すんなり一人時間に入れるのでこれだけでもストレスが軽減できます。
そいて、もし相手が非HSPだった場合、一人時間が必要だということは必ず相手に伝えて、理解してもらうことをおすすめします。
相手の理解を得るということも、環境を整える上では重要なことだからです。
相手の一人時間に干渉しない

そして、相手が一人時間を楽しんでいるときにはお互い干渉しないことです。
これは、私自身失敗して学びました。
私もHSPで一人時間が不可欠ですが、今は家にいて日中は一人で過ごしています。
なので、人と話す時間もほしくなり、仕事から帰ってきてゲームをしたり動画を見たりしている彼にずっと話しかけていた時期がありました。
すると、彼が明らかに疲れてきてしまったんです。
私もほんの少し前に働いていた頃は彼のような状態だったのに、配慮が足りなかったなと反省しています。
そのため、今は彼が一人で何かをしているときには声をかけすぎず、私もブログを書いたり本を読んだり自分が楽しめることをするようにしています。
何だか他人みたいで寂しい・・・

せっかく同棲しているのにお互い一人で過ごすなんて、何だか他人みたいで寂しい、そんな声が聞こえてきそうですよね。
でも、一緒に住むとなると四六時中一緒にいることになるわけです。
最初はよくても、HSP気質により段々疲れてきてしまうことは本当に多いです。
それが溜まってある日突然爆発してしまうなんてこともHSPあるある。
そんなとき、一人時間はHSPの人たちを癒してくれます。
家をお互いの憩いの場にし続けるためにも、プライベート空間・時間をぜひ大切にしてください。
そして、自分に余裕がある状態で相手と関わることで、感情に振り回されることも減ってきます。
その元気な状態で、ご飯の時や寝る前など、一人時間以外の時間に沢山コミュニケーションをとってみてください。
たくさん話し合い、互いの性格を理解し尊重すること
一緒に暮らす上で相手の性質を理解することは不可欠

一口にHSPといっても、その特徴は人によって千差万別です。
私は本当に疲れやすくて、少し外出したりメールやLINEを送ったりするだけでぐったり疲れてしまいます。
しかし、彼はメールやLINEではそこまで疲れないようです。
反対に、私は都会の街並みが大好きなのですが、彼は大都市や人混みに行くだけで激しく消耗します。
これを知らなかったときは、お互いにギクシャクしたこともありました。
彼は、私に対して「本当にあれだけのことで疲れているのかな?」「実はやりたくない・一緒にいたくないんじゃないかな?」という風に疑心暗鬼になっていたこともあったそうです。
ですが、今では本当に超疲れやすいことが分かってきたそうで、無理をしないようにしてくれますし、私が辛いと伝えた時にすんなり理解してくれます。
私も、彼が気遣いをしてくれるように、彼に対してそうありたいと思っています。
話し合いができていればすれ違いにくい

このような状態になるまでは、たくさんたくさん話し合いをしました。
喧嘩も少なくなかったと思います。
けれど、相手を理解しようとする姿勢を持つことだけは気をつけるようにしています。
話しても分かんないからもういいや、とか、言うと喧嘩になるから我慢して黙っておこう、とか、そういう気持ちになるときもあると思います。
しかし、それは最初は小さなことでも、解決されずにずっとモヤモヤとして頭のどこかにいて、段々と積み重なって心が離れてしまうんです。
なので、なるべく話し合うことを諦めないようにして、互いに自分の悪かった点を認め、妥協点を見つけられるようにしています。
相手に対してなるべくモヤモヤを残さないようにして、同じ方向に向かって行動することで、勘違いやすれ違い、心の距離が離れるということは少なくなります。
思いやりと感謝が自然と生まれる

たくさん話し合い、相手を理解し、話し合った方向へ協力して進んでいく。
簡単なことではありませんし、セオリー通りにうまくいく場合ばっかりではありません。
しかし、そうやって互いに互いを尊重して過ごしているうちに、思いやりと感謝が自然と生まれてきます。
相手が自分を理解して尊重した行動をしてくれればありがたいなと思いますし、反対に自分も思いやりを持って接しようと思うものです。
思いやりの認識がずれていたときには、また話し合い。これの繰り返しです。
骨が折れる作業ですし、双方の意思が必要です。
しかし、これを繰り返していくことで信頼が深まっていくのを日々感じています。
役割分担を明確にしておくこと
余計な気を遣わない・遣わせない

家事に関してですが、役割をきっちり決めておくのはいい方法だと思います。
決まっていないと、今日は相手が疲れていそうだから洗い物は自分がやった方がいいかなとか、最近お風呂掃除を毎回やってもらってしまって申し訳ないな、とか、余計な気を遣ったり遣わせたりということが起きやすいからです。
私ばっかり家事やってる、なんていう風に相手を恨んでしまうこともあるかもしれません。
役割を分け、相手の領域には口出しをしないのが良いと思います。
大目に見合うことも大切
とはいえ、ガチガチに決めすぎて相手の家事は全くするなというわけではありません。
自分に余裕があるときは手伝ってあげればいいんです。
そして、大目に見てあげる、というのもとても重要だと感じています。
あれもできていない、これもできていないと思うとイライラしてしまいますからね(笑)
そして、大目に見てあげることで、自分が手を抜いた時も自分を責めずに済みます。
互いを縛りあわずに、補い合っていけたら最高ですよね。
まとめ:HSP同士で素敵な同棲・結婚生活を

今回書いたことをまとめると、
- 一人時間を持てるように環境を整える
- 相手の性質を理解して尊重しあう
- 役割分担で余計な気を遣いあわないようにする・大目に見合う
ということになります。
HSPはなかなか厄介な側面も持ち合わせますが、深く相手を思いやれる才能でもあります。
自分も相手も尊重しながら、無理のない同棲・結婚生活を満喫してください。
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