こんにちは。強度HSP(繊細さん)な看護師のもくもくです。
- 自分が繊細過ぎて、看護師に向いていないのではないかと感じている
- 毎日仕事に行くのが辛い
- 看護師の仕事はやりがいはあるけれど、周りの人より自分は明らかに毎日疲れ果てている
- HSPな私は看護師としてこのまま働き続けられるのだろうか
HSPナースの皆さん、こんな風に悩んでいませんか?
私は強度のHSPでありながら、手術室という強烈な刺激の部署で約5年働きました。
この記事ではHSPな看護師の当事者である私が、繊細ナースの長所や短所、HSPに最も適した働き方をぎゅっと詰め込んで解説しています。

HSPを理解して、自分に合った働き方を知ろうにゃ!
そもそもHSPとは?「生まれつき神経が繊細で敏感な人」のこと


HSPとは、「生まれつき神経が細やかで、繊細で感受性が強く敏感な気質を持った人」のことを指します。生まれつきの性質であって、努力や考え方によって変わることはありません。
HSPさんは些細な刺激を敏感に察知し、深く考えるという性質があります。また、感情移入しやすいことや、感覚神経が過敏ということも特徴の一つです。
周りをよく見て状況を察知し気を遣えたり、人の悲しみを自分のことのように感じたり、匂いや音に敏感だったりします。



相手の気持ちを読み取るのがうまいにゃ
繊細で人の気持ちを理解しやすいため優しい人が多いですが、人より繊細過ぎるため生きにくくなっている人が多いのも事実です。
ここでは割愛しますが、HSPには様々なタイプや強度、得意・不得意などが存在します。
もっと知りたい方のために、以下の記事で詳しく説明していますので、よろしければぜひ参考にしてください。


看護師として働く上でも、HSPの繊細さは患者さんを看病するうえで大きな武器になります。
反面、強烈な医療の現場で潰されてしまうことも少なくない、諸刃の剣の性質といえます。
詳しくは、次の章以降で説明します。
HSPは本質的な部分では看護師に向いている


HSPは、本来看護師にとても向いている気質です。なぜなら、看護という仕事は”人を看る”仕事だから。
・弱った患者さんの些細な変化も見逃さず、適切に対処できる。
・人の気持ちを理解し共感する力があるので、患者さんの心に寄り添うことができる。
・命を預けられる重要な仕事で、真面目に誠実に患者さんと向き合うことができる。
・洞察力があり深く考えることができるので、適切なアセスメントをして看護に繋げることができる。
・穏やかで優しく物腰が柔らかいので、患者さんが安心できる。
どれも、思いやりをもって相手の身体や心をしっかりと感じ取ることができるHSPさんならではの強みです。
人を看るという点においては、繊細さは強力な武器となります。



優しくて患者さんの気持ちが分かる看護師さんなんだにゃ



病気の時はそんな看護師さんに看てもらいたいなあ
HSPが看護師に向いている点について、別記事で更に詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。


HSPな看護師が向いてないと感じる理由は環境にある


前の章で、本質的な”人を看る”点においてHSPは看護師にとても向いているという話をしました。しかし、繊細過ぎて看護師が辛く、毎日辞めたいと思っているHSPナースも少なくありません。
その辛さの大部分を占めるのが、看護師が置かれている環境によるものなんです。
・じっくり人と関わるのは得意だけど、日々時間に追われて疲れ切ってしまう
・チーム医療なので、常に誰かの目がある・自分のペースで作業できない
・女性が多く、独特の人間関係で気を遣う
・弱った患者さんの辛い気持ちや同僚のイライラなど他人の気持ちに影響されてしまう
・マルチタスクや緊急などが苦手なので容量オーバーになる
・夜勤があるため体調を崩しやすい
どれも、”人を看る”という看護の本質的な点というより、環境面が苦手であることが分かります。
更に詳しく知りたい場合、こちらの記事が参考になります。


HSPな看護師さんは、その繊細さのために、環境に潰されてしまうことが本当に多いです。
本来とても素晴らしい気質が活かされず、多くのHSPナースが辛い思いをしたり、自信喪失しているのが現状です。



せっかくの長所なのに活かされず潰れちゃうにゃんて…
仕事が辛い看護師さんへ、解決策は環境を変えること


ここまで、HSPの気質は本来の”人を看る”という点においては非常に看護師として適性があるけれど、環境が原因で辛い思いをしがちということを話してきました。
だったら、環境を自分に合わせれば、繊細なまま自分らしく働けると思いませんか?
新卒で入った大病院で、ストレスとサービス残業にまみれて疲弊していませんか?
世の中には、看護師が活躍できる場所がたくさんあります。
また、看護師以外にも繊細さを活かして働く方法もあります。
そして、看護師資格は最強です。もし看護師に戻りたくなったら、すぐにでも戻ることができるでしょう。
こちらの記事では、「パート看護師+副業」の具体的な方法やメリット・デメリットを詳しく説明しています。また、それ以外にもHSP看護師に合った働き方を提案しています。


HSPな看護師さんたちが、自分らしく働く手助けになれば幸いです。よろしければぜひ参考にしてください。
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