みなさん、こんにちは。強度HSP(繊細さん)のもくもくです。
HSPには4種類の型があります。
今回は、HSPの中でも少数派であるHSS型HSP、HSE、HSS型HSEについて深堀りして解説します。
- HSP診断をすると、ものすごく当てはまるところと全然当てはまらないところがある
- 自分はHSS型HSPやHSEかもと思うけど、言葉がややこしくて分からない
- HSS型HSPやHSEに自分が当てはまるのかどうか知りたい
こんな方はぜひこの記事を読んでみてください。

HSP、HSS型HSP、HSE、HSS型HSE…4つもあるんだにゃ



HSS型HSPやHSEかどうかは、HSPであることに加え、「外向的か」「刺激を追い求めるか」で決まるんやで



それがややこしいんだにゃ、もうちょっと詳しく教えてにゃ~



よっしゃ、一緒に見ていくで~
※そもそもHSP自体がよく分からない・・・そんな人は、先に以下の記事を読んでみてください。HSPについて詳しく書かれています。


4種類のHSP:HSS型HSP、HSE、HSS型HSEは「外向的」「刺激を求める」かキーワード



下の表を見てみてや。HSPの4分類は、2つの指標で決まることが分かるで。
- 外向的or内向的
- 刺激を求めるor刺激を求めない
この2つの指標を順番に見ていきましょう。
1.外向的or内向的
まずは、外向的か内向的かを見ていきましょう。
外向的な人は、人付き合いが好きなイメージがありますよね。
それも間違いではないのですが、それより重要なのが、エネルギーや元気をチャージする方法です。
外向的な人は人と関わることで自分を充電しますが、内向的な人は一人でゆっくり過ごすことで自分を充電します。
例えば人と話すことでストレスを発散し元気になれる人は外向型といえます。
反対に、友達と遊ぶのは楽しいけど、そのあとに一人の時間で体力や気力を回復する人は内向型といえるでしょう。
- 外向的で繊細な人→HSE(Highly Sensitive Extrovert:ハイリー・センシティブ・エクストロバート)
- 内向的で繊細な人→HSP
となります。



えっ、仲良しの友達と遊んでも消耗する人もいるってこと?



えっ、仲のいい人となら遊んだ後に一人で休む時間がなくても大丈夫な人もおるってこと?
この2匹みたいな感じで、外向型と内向型は、互いの性質を知らない・理解していないことも少なくないんですよ。
2.刺激を求めるor刺激を求めない
次に、刺激を求めるか求めないかを見ていきましょう。
「刺激を求める」というのは、HSS(Highly Sensation Seek:刺激追求型)とも呼ばれます。
変化や新しいことが大好きで、自らそのような状況に飛び込んでいきます。
反対に刺激を求めない人は、現状維持や安定を好み、騒がしいところや大勢での遊びは苦手な傾向にあります。
- 刺激を求める人→HSS型
- 刺激を求めない人→非HSS型
いかがでしたか? 自分がどのHSPか、何となく分かってきたんじゃないでしょうか。
繊細でなければ、普通に社交的な人ですからね(笑)
繊細だけど刺激も好き・・・そんなジレンマを抱えているのはHSP気質がベースにあるからこそなんです。
HSS型HSP:自己の矛盾に苦しむアクティブな繊細さん


HSS型HSPってどんな人?
HSS型HSPは、刺激を求める内向型のHSPです。
新しいことにチャレンジしたり、海外に一人で出かけたりと刺激の強い場面にも自ら飛び込んでいけるタイプのHSP。
好奇心が旺盛でやりたがり屋、ワクワクするようなエキサイティングなことを好みます。
積極的に行動しつつも周りをよく見て気を遣えるので、周囲からの評判がいいことが多いです。
ただし、内向型なので、人と関わることは強く求めません。また、刺激好きな反面一人で静かにする時間がないと疲れ切ってしまいます。
HSS型HSPの抱える悩み


刺激が好きなのに刺激で疲れやすい、そんな相反する2つの側面を持つHSS型HSPは、自分の中に存在する矛盾に苦しむことが多いようです。
- いろんなことにチャレンジしたいのに、些細なことが不安すぎて挑戦できない
- 楽しそうなところに思い切って飛び込んでは見たものの、ちょっとしたことで落ち込んでしまう
- もっと刺激的な場所を楽しみたいのに、疲れ切ってしまって楽しみ切れない
- 活発で人当たりもよいが、実は人付き合いが苦手で気を遣いすぎて疲弊している
- 明るくて大らかなピエロを演じているけど、陰では傷ついている
刺激が好きとはいえ、基本的には繊細かつ内向型なので、疲れやすく傷つきやすく、一人でゆっくりする時間が必要不可欠です。
本当はもっと純粋に刺激を楽しみたいのに…そんな悩みを抱えています。
また、その活発さから繊細さんだと気づかれにくいので、周囲に自分の特性を理解してもらいにくい部分もあります。



猫が大好きなのに猫アレルギーの人みたいな感じかにゃ?



その例えはどうなんや…? アクセルを踏みながらブレーキをかけている感じって例えられることが多いで。
HSS型HSPさんが楽に生きるには


刺激好きなのに刺激に弱い、そんな矛盾を抱えたHSS型HSPさんは、まずは自分の性質をきちんと理解して認めることから始めるのをおすすめします。
HSP気質を持っている以上、人より心身共に疲れやすく、どうしたって休息時間が多く必要になります。
やりたいことはいっぱいあるのにみんなと同じだけやると傷つき疲れ果ててしまう…
それは、努力不足やあなた自身のせいではなく、あなたが生まれ持った気質が原因なんです。
そこに気づき、良い意味で諦められると、人生が少し楽になるのではないでしょうか。
- 自分は人一倍敏感だから、休憩は多めに取ろう
- 刺激的なことを追い求めるのは続けるけど、適度に休みながらやっていこう
- 疲れたり、すぐに気にしちゃう性格でも別にいいよね
こんな風に矛盾と上手に付き合えるようになれば、「行動力や積極性を持ちつつも、繊細に周りも気遣えて、自分も大切にできる人」という、とっても素敵な人になれる気質です。
HSE・HSS型HSE:外向的で人と関わるのが好きな繊細さん


HSEってどんな人?
HSEとは、外向的なHSPのことです。
外向的なため、誰かと話したり一緒の時間を過ごすことで元気になれます。
人と関わるのが好きで、一人の時間が多すぎると逆に疲れたり不安になったりします。
社交的で、リーダーシップをとったりチームで動いたりするのも得意です。
自分の感情を内側にため込まず、上手に表出できる傾向にあります。
しかし、やはりHSP気質があるので繊細に物事をとらえる点は内向型HSPと変わりません。
そのため、人との関わりの中で疲れてしまったり、深く傷ついたりすることもあります。
HSEとHSS型HSEの違いは?


HSE(非HSS型HSE)とHSS型HSEの違いは、「刺激を求めるかどうか」です。
HSE | 刺激は特に求めないけれど、人と関わるのが好きで、繊細な人 |
HSS型HSE | 刺激的なことが好きで、人と関わるのも好きで、繊細な人 |
そして、HSEのほとんどがHSS型だといわれています。
人と関わることは刺激になりますので、HSEにHSS型が多いというのは頷けます。
HSE・HSS型HSEが抱える悩み


人と関わりたいけど、繊細さも持っているので人間関係で傷ついたり悩んだりしやすいというのがHSEさんの特徴です。
HSS型HSEの場合は、人と関わることに加えて、海外旅行やパーティーなど刺激的なことも大好き。
なのに、人間関係や刺激的な物事から刺激を受けすぎるとクタクタになってしまいます。
- 人と関わっていたいのに、人から受ける些細な刺激に過剰に反応してしまう
- リーダーやチームワークが好きだけど、悩むことが多く楽しめない
- 刺激が好きで、人と関わることが好きで、でも繊細なので疲れ切ってしまう
特にHSS型HSEは、ただでさえ繊細なのに外向的で刺激追求型なため、気づかないうちに相当な疲れをためてしまうことがあります。
HSE・HSS型HSEさんが楽に生きるには


HSS型HSEと同様、自分の性質を理解することが大事です。
繊細過ぎる自分を責める必要はありません。
人との関わりや刺激的な物事も十分に楽しんでください。
外向的なため、親しい友人や気を許せる人と楽しい時間を過ごすことで、心身を回復させることもできます。
そのため、自分が心地よいと感じる人間関係や環境を意識して選んでいくと効果的です。
そして、親しい人たちには自分の特性を伝え、理解してもらえると更に楽になれます。
リーダーシップやチームワークが得意でありながら、周りのこともよく見えて気遣えるというのは、HSEの特徴です。
その才能を、自分の心地よい空間で発揮できるといいですね。
コメント