スマホ時代、目の疲れに困っている人は少なくないと思います。
- 近くをみると目が疲れる、痛い
- 目の周りや頭、首、背中、腰まで凝ってくる
- 気分が悪くなる、嘔吐してしまう
- 頭が痛くなる
このような症状に悩んでいませんか?
かくいう私もスマホで資格試験の勉強を長時間したことをきっかけに、上記のような酷い眼精疲労に悩まされるようになりました。
一年以上この症状に苦しみましたが、様々な方法を試した結果、現在はブログを書ける程度には回復しています。
完全に治った訳ではなく、まだ長時間のスマホや細かい文字の本などは見られないのですが、それでも以前とは比べ物にならないほど楽です。
そんな私が体験した、眼精疲労に効果的だったことをランキング形式で紹介します。
個人的なランク付けなので体質や症状により異なると思いますが、相当詳しく記載していますので、参考にしていただければ幸いです。
第1位 休職(!?)
堂々の第1位は、休職。仕事を休んだことです。
それが出来れば苦労しないよという声が聞こえてきそうですが、ちゃんと説明するのでどうか読むのをやめないでください(笑)
眼精疲労は5パターンに分類されるようですが、私の場合、目の使い過ぎによる調節性眼精疲労でありつつ、精神緊張などによる神経性眼精疲労の側面もあったようなのです。(以下のサイトを参考にしてください)
https://sakai24.org/publics/index/37/detail=1/b_id=156/r_id=226/
HSP気質(人一倍繊細)なのに、手術室で毎日極限の緊張状態のまま仕事をしていたことにより、特に目を酷使する環境にないのに症状が悪化していたようなんです。
自分では全く気付いていませんでした。
眼科の医師から心療内科の受診を勧められ、そこで眼精疲労の相談をしました。
結果、まさかのうつ病の診断を受け、休職したことで、眼精疲労はまさに目に見えて改善しました。
仕事を変えたら治るかも・・・でももし治らなかったらと思うとリスクを取れないと考えている人もいるかもしれませんが、私の場合は上記のような結果になりました。

第2位 漢方薬
意外かもしれませんが、これは眼精疲労で苦しんでいる方にはかなりおすすめしたいです。
このことを伝えるためにこの記事を書いたと言っても過言ではないほどです。
「眼精疲労」で検索しても、漢方に関する情報がほとんど出てこないのが不思議です。

では私の体験談をお話します。
眼科にも何件も行ったのですが、そのうちのとある眼科の医師が漢方を処方してくれました。
この漢方を試した患者さんの中には、目が開けられないほどの重症だったけれど、これを飲んでから目が開くようになったという方もいるそうです。
私が服用しているのは「桂枝加竜骨牡蛎湯」というもの。
本当によく効いて、これを服用し始めてから嘔吐などの重篤な症状はなくなり、日常生活に支障はない程度には回復しました。
長時間のテレビやスマホはまだ無理ですが・・・
ただし、漢方の服用には超重要な注意事項が2つあります。
1つ目は、ある程度の期間継続する必要があること。
服用したらすぐ効くとは限りませんし、ずっと継続して服用する必要があります。
粉薬なので結構飲みにくいです・・・慣れますけどね。
2つ目は、漢方の場合、その人の体質によって、効く薬の種類が全然違うというもの。
例えば普通の痛み止めのロキソニンは基本的にどの人にも聞きますが、漢方薬の場合、「桂枝加竜骨牡蛎湯」が眼精疲労の人全員に効くわけではないということです。
むしろ、副作用だけ強く出るケースもあるそうです。
漢方薬の服用を考えている方には、薬局などで適当に購入するのではなく、漢方の知識が豊富な医師や薬剤師にしっかり診断してもらうことを強くお勧めします。
漢方相談薬局へいくと、がっつり時間をかけてあなたの体質と、あなたの症状にあった漢方薬を提案してもらえます。
ただし、漢方薬は薬局で買うにはなかなか値が張ります。
私は眼科で保険適応で処方してもらっているのでだいぶ助かっています。
処方箋を書いてもらいたい場合、眼科の中でも漢方治療を得意とする眼科をサイトなどで調べたり、漢方内科に行ってみるというのもよいかもしれません。
余談ですが、漢方は症状というより体質改善を目指す側面があります。
私は漢方を服用し続けたことによって、おまけ的に不安神経症的な部分も少し和らぎました(笑)。
第3位 ブルーライトカット眼鏡
私が愛用しているのは、JINSのブルーライトカット眼鏡です。
https://www.jins.com/jp/jins-screen/
こちらの40%カットタイプを使用しています。
これをかけるのとかけないのとでは、ディスプレイを見た時の目の疲労度が全く違います。
私はブログを書くときは必ずこの眼鏡をかけています。
ただしこれも注意したいことがあります。
眼精疲労が重症化する少し前、ちょっと症状が気になるくらいだったとき、この眼鏡をかければ症状が気にならなくなりました。
結果的にはそのせいでさらに無理をしてしまい、症状をとても悪化させてしまいました。
目の疲れに気づきにくくなる可能性があるので、この眼鏡をかけているときはよりしっかりと自分の目の状態を気にかけながら、適度に休みつつ作業をするようにしてください。
その他 まあまあよかったもの
鍼灸
眼精疲労外来で紹介してもらいました。最近行き始めたばかりなのでまだはっきりと効果は感じていませんが、施術直後は目がすっきりした感じがします。
また、目以外の背中や首など、凝っていて辛いなと思うところにピンポイントで針を刺してくれるので、先生分かってんな~と心の中でいつも感心しています(笑)
きっと今後よく効いてくるのではないかと期待を寄せています。
ちなみにこちらも保険が効く場合がありますので相談してみるといいかもしれません。
筋膜リリースローラー
私が使っているのは本屋さんに売っている2000円程度のものでした。(以下のURLは私が実際に使用しているものです)
背中の凝りやこめかみの凝りが酷くてどうしようもないような時に使っています。
一時的に結構楽になったりします。
気持ちいいし安いのであって損はないかなと思います。
その他 イマイチだったもの
眼精疲労外来
ドライアイの点眼薬と、散瞳薬を処方してもらっています。
1年弱続けてますがあまり効果は感じていません。
ドライアイの治療は眼精疲労の軽減にとても効果的なこともあるようですが、私の症状にはあまり合わなかったようです。(※あくまでも私の場合の話です)
AA‐2という特殊な機械で眼精疲労の度合いを測ってもらえるので、そのためだけに通っているような感じです。
でも、この先生が心療内科を勧めてくれたおかげで休職しうつ病を治す流れになったし、鍼灸も紹介して貰い保険適応にしてくれているのでとても感謝しています。
整体
「眼精疲労」で検索して、整体がよいと書いてあったので、眼精疲労コースのある整体に1年弱通いました。
背骨のゆがみを直してもらえたのはとてもよかったのですが、眼精疲労は治りませんでした。
でも、持病の頭痛がめっちゃ軽減しました(笑)
今は、目というより背中の凝りの方が強くなっているので、また通おうかななんて思ったりしています。

ホットアイマスク
眼精疲労なんですと周りの人に言えば、まず提案されるホットアイマスク。
蒸気系の使い捨てタイプや電子レンジで温めるタイプなど色々試しましたが、毎晩やっても効果はイマイチ。
一時的に楽になった様な感じはしますが、根本的な解消にはなりませんでした。
軽症の方には効果があると思います。
眼鏡の度を合わせる
私の場合、視力は悪い方ではなく、右1.2、左0.7くらいでした。
左を右に合わせてみましたがほとんど効果はなかったです。
眼鏡の度が全然あっていない人や、左右差が強い人は効果があるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本当にたくさんの眼精疲労対策を試してきて、分かったことがあります。
それは、実は目だけ単体で症状が出ているわけではないということ。
肩こりや頭痛、だるさなどはありませんか?
日々ストレスを抱えたり、緊張状態が続いたりしていませんか?
そのような身体全体の疲れが、たまたま目に強く表れたのだと感じます。
そのため、目だけにアプローチするより、体全体をメンテナンスして健康的に過ごせるようにするほうが結果的によい効果をもたらすというのが私の結論です。
余談ですが、今回私が効果的だったと感じた漢方や鍼灸、また休職も養生という部分では東洋医学に通づるものでした。
話がそれてしまうのでこの記事で東洋医学について詳しくは触れませんが、体質改善をすることで症状も治っていくという感じの考え方です。
眼精疲労の治療には東洋医学のほうが西洋医学(通常の病院で診察されたり薬を飲んだりすること)よりも相性がいいのかもしれません。
みなさんもこの記事の中から気になるものを試していただき、少しでも目が、そして体全体が健康な状態になっていただければ幸いです。
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