こんにちは。
突然ですが私はZARDの大ファンです。
小学生の頃、アニメ「名探偵コナン」の主題歌でZARDを知ったのをきっかけにファンになり、お小遣いで中古のアルバムをほぼ全て揃えました。
世代がずれるので、同年代の友達でZARD好きにはなかなか巡り合えず、ZARDを語る場が今まであまりありませんでした。(私は「負けないで」と大体同い年くらいの生まれです)
今日は、この時期にぴったりな、「My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~」をレビューしていきます。
My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~
概要
ZARDの23枚目のシングル。
作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎 編曲:池田大介
歌詞全文は以下のリンク先をご覧ください。

坂井泉水さんによると、この曲はクリスマスの物語だそうです。
そして、「Baby Grand」というのは、坂井さんがレコーディングの時に音取りに使っていた愛用のトイピアノのことだそうです。
ZARDの曲の中でも坂井さんが特に気に入っていた曲なんだとか。
全体的な印象
ピアノのメロディーが少し雪を連想させるような、冬っぽいイントロ。
ZARDにしてはやや低音のメロディーラインも、冬に外でホットココアを飲んだような安心する感じがあって、泉水さんの声も相まってとても優しい。
私はZARDの中でも一、二を争う大好きな歌です。
歌詞について
「恋をしていても ときどき すごく不安になる」
「どんなに忙しい時も ひとりになると寂しい」
「立ち直るまで ずい分 長い時間がかかった」
作詞:坂井泉水
私、いつも思うんですけど、坂井泉水さんってHSP(繊細さん)だったんじゃないかなって。
上記の3フレーズだけでも、繊細な心の揺れ動きが伝わってきます。
失恋して、長い時間をかけて立ち直ったけれど、ふと不安になる感じ。一生懸命前向きに生きているけど、孤独を感じることもある。
人恋しさや切なさ、そんなものが冬の寒さにより際立ち、人のぬくもりを求めている…
それが美しく表現されています。
「常に前向きなんて… みんな弱い部分持ってる」
「心許した ごく少数な友人には おしゃべりになれるのに」
「誰にでも いい顔する人はキライだよ」
作詞:坂井泉水
このあたりが、中学生の頃私が共感して心を震わせた歌詞。
内向的で、誰とでも仲良くはできなくて、それでもクラスでうまくやっていかなければいけないしんどさを分かってくれたような気がしました。
3番、4番のサビの歌詞も、冬の夜の切なさ、温かさ、そういったものがあらわされていると思います。
メロディーについて
作曲者の織田哲郎さんがYouTubeで解説されている動画があります。
私はこれが大好きで、聞いてると美しすぎてよだれがでそう…
こういうマニアックな語り、大好きです(笑)
サラッとギター弾いてますけど、コードがおしゃれなんですよね。
マニアックなので読み飛ばしていただいて構わないんですが、「今ならもっと素直になれる」の「と」のところのコードA♭augがめちゃくちゃ効いています。鳥肌たちます。
また、織田哲郎氏はサビで盛り下がる珍しい曲と言っていますが、3番の転調で下がって4番で戻って来るってのもだいぶ珍しいのでは?
今でこそ音楽の多様性はすごいですが、90年代でこれはすごすぎと勝手に思っています。(私は音楽に詳しいわけではないので悪しからず…)
ただ、ZARDは(織田哲郎氏は)めっちゃ転調するしコードがオシャレすぎるのでピアノやギターの難易度が高くていつも最後まで弾けましぇん…
サブスクも解禁しています
これからの季節にピッタリの曲、「My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~」。
最近、ZARDもついにサブスクを解禁しましたよね。
この機会にぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。
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