こんにちは。私は今休職中です。
休職前までは馬車馬のように働き、とにかく仕事で成果を上げることだけを考えて、身体がボロボロになっていることに気づいていませんでした。
そんな私が仕事を長期間休んだことでどんな気持ちだったかを綴ります。
初めに私の状態を簡単に説明

こちらの記事にも書いていますが、私はうつ状態ということで休職することになりました。
しかし、典型的なうつ病(医学系の教科書に載っているような、希死念慮があったり、朝に具合が悪く夕方軽快したり、体重が急激に減ったりetc.)とは事情が異なります。
不定愁訴と言われるような、身体の不調が積み重なり、特に眼の症状が著しく、一度休職を勧められたという感じです。
ですので、通常(という言い方が正しいのかは分かりませんが)のうつ病の方とは状況が異なる可能性があることを予めお伝えさせてください。
休職直後 焦りと罪悪感

休職直後は、とにかく気持ちが急いていました。
ものすごい勢いで働いていたのに、急にぴたっと止まったので、気持ちがついていきませんでした。
全力で走っていた自転車が急にブレーキをかけられたような状態、そしてそのまま足を着けられず転んでしまったような感じでした。
負担をかけてしまっている同じ部署のみんなに申し訳ない、一生懸命働いている世間様に申し訳ない。罪悪感にまみれていました。
そして、休職後どうするのか考えなければならないと思い、でもどうしていいか分からなくて、焦りが募っていました。
また、この頃は、「手術室でどんなオペでもこなせる自分」だからこそ自分には価値があり、世間に存在していいとどこかで思っていました。
そのため、仕事していない自分にはなんの価値もない気がして、ただそこに生きていること、仕事せず生きていることが不安で、何かしていないとおかしくなりそうでした。
彼氏の家にいさせてもらったりしていたのですが、彼が「疲れた~」と言って帰ってくると、私は疲れていなくて申し訳ない…なんて思っていました。
休職1か月 心身の変化に気づく

こちらの記事にも書いていますが、休職して1か月弱の頃から、心身の変化を自覚し始めました。
まず、一番苦しかった眼の状態をはじめ、身体の調子がよくなってきたこと。
まさか仕事を休んだらよくなるなんて思ってもいませんでした。
それで、知らず知らずのうちにいかに自分に負荷をかけてしまっていたのかを思い知ることになりました。
また、身体面の変化も手伝って、気持ちも少し上向きに変わってきました。
ブログをやりたいと思い、始めることができたのもこの頃です。
そして、仕事をしていた頃は毎日怒ったり苛立ったりへとへとだったりととても激しかった心の動きが落ち着き、荒波が凪になったような気がしました。
処方された精神薬も良く効き、時折あった激しい不安に襲われることも少なくなりました。
ゆったり起きて、家事をして、ブログを書き、ご飯を作って彼を待つ。
とても心が安定しているのを感じるようになり始めました。
休職3か月(現在) 根本的な考え方の変化

休職前、バリバリ働いて優秀な結果を残すことが生きがいで、そうでなければこの世に存在してはいけないとまでいつしか思ようになってしまっていた自分。
今は、そのような考えはなくなっています。
身体が先に健康になりましたが、遅れて心も以前よりずっと健康になってきました。
バリバリ働くことも、もちろん素晴らしいことだと思います。
私もそれがずっと夢でしたし、そうやって活躍している方は沢山いて、とても眩しく見えます。
しかし、自分にとってそれが負担だったということを、長期間休んだことによってやっと気づき、受け入れることができました。(こちらの記事にも当時の気持ちを書いています)
今は、心身の回復に努め、その後は自分に合ったゆったりとした働き方をしたいと思っています。
そして、仕事だけでなくプライベートでも興味のあることを少しずつやってみたいなと思っています。
まとめ:幸せの形はそれぞれ

「身を粉にして働く」ことをしていない現在の暮らし。
それは、ゴリゴリに働いていた頃の自分が一番否定していた暮らし方でした。
でも、今私は以前より心がずっと安定し、幸せも感じられるようになりました。
何を幸せと思うかは人それぞれ。
自分の心境がこんな風に変化するなんて、思ってもみませんでした。
以前の私のように、身体を壊してまで働いている人や、休職して不安定な気持ちの方もいると思います。
状況や症状は人それぞれ違いますし参考になるかは分かりませんが、私の経験談を読んで、休んだことでこんな風に気持ちが変化した人もいるんだと知っていただけたら幸いです。
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