休職日記④ コーヒーの味と空の色

仕事をしていたころ、朝ごはんはインスタントコーヒーとシリアルを一口だけてした。

朝はぎりぎりまで起きられないし、だいたい起きると少し吐き気があったのでしっかりご飯なんて食べられません。

でも何も食べないと、オペが長引いて昼食が取れない可能性があるので、仕事中倒れないようにと無理やり流し込んでいました。

しかし、休職してゆっくりと朝ごはんを食べる時間ができた今、コーヒーの味に驚いています

毎日毎日飲んでいたお徳用のインスタントコーヒーが不味くて飲めなくなったんです。

それで今は少し割高で面倒でも、コーヒーの粉末をドリップしてゆっくり味わって飲むことにしています。

といってもそれも特段高価なものではないのですが、いい香りと深い旨味に癒されます。

それと同時に、私は何年もあんなおいしくないコーヒーを飲んでいたのだと驚きました

余裕がないと、味もわからないんですよね。

お金がかからなくてよかったのかもしれないけど、あの状態に戻りたいとは思いません。

体が喜ぶものを味わって取り入れられるようになったこと、それができていない状態だったことに気づけたことは、本当に良かったと思っています


コーヒーの味がわかるようになったのと同じように、空の色もわかるようになりました

空色ってひとつだけじゃない、水色だけじゃないっていう当たり前のことに気づいたんです。

そして雲も毎日表情を変え、季節の移り変わりを教えてくれているようです。

明るい時も暗い時も、強い時も弱い時もあって、それは人間の心のようです

ブログのタイトルにもあるように、常に繊細に移り変わっているんです

空を見て、晴れやかな気持ちになったり不安な気持ちになったりします。

でも、どの空もそこにあるだけ。否定する必要はない

素敵な青空の下でゆっくり歩けばいいし、夕日を見て涙を流してもいい。

日差しが強ければ帽子をかぶり、雨なら傘をさして、夜は休めばいい。

自分の気持ちもおんなじです。

うれしい気持ちも悲しい気持ちも、あっていい

否定せず感じて、必要なら対処していけばい

そんなことに気づけた今、休職してよかったな、などと思っている自分がいます。

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この記事を書いた人

最近突然ドラマにハマり出したアラサーです。
ふんわりとしたドラマレビューをしています。

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